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よくあるご質問Q&A

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馬油

馬油とは何ですか?

馬油とその薬効は、大昔に中国から日本に伝わりました。
中国大陸から渡来した唐の名僧の一人が、奈良の都を目指して九州を北上する途中に太宰府・筑紫野地方に立ち寄って拡めたのが日本に馬油が伝わった最初と云われています。その唐僧はそのまま筑紫野国に永住し、仏教布教だけでなく農学、土木建築学、文学、医学、薬学などいろいろな学問も教えながら、百歳を越す長寿を全うしたそうです。
そして、『仙人和尚』と尊敬されたこの唐僧は、没後、観音菩薩と一緒に針摺の森の中に祀られました。この唐僧は、馬の脂肪から抽出された油は「火傷や切傷などの治療」「水虫やはたけなどの皮癬の治療」「育毛・養毛」「シミ・ソバカスの除去」などに効果があると伝えました。

薬師堂ではこの言伝えに注目して、馬油を色々と研究しました。そして薬師堂グループでは「皮膚の化膿を防止する外用剤」として馬油の特許を取得しましたが、馬油中のどの成分が人体に対して効果を発揮しているのか、化学的に完全な解明をすることが困難なため、医薬品としては未だ認められておらず、ソンバーユは皮膚保護用の化粧品に分類されています。

馬油についてより詳しく知りたい方は、以下にご案内の弊社の創設者・直江昶の著書『馬油と梅雲丹の研究』や、西洋医学と東洋医学の併行診療に早くから取り組まれた先進的な医師・故木下繁太郎先生の著書『馬の油の成分に凄い薬効があった』をお読みください。

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(株)主婦と生活社・販売部
tel:03-3563-5121
22ページに当社の紹介があります。
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丸善(株)九州支店・出版サービスセンター
tel:092-291-5371

ソンバーユの原料は馬のどの部分から採った脂?

食用馬の腹部やタテガミ部から採取した皮下脂肪が原料です。

ソンバーユを作るために馬を育ててる?

食用の馬を解体した際に採取される脂肪が原料です。ソンバーユを作るために馬を育てているのではありません。

タテガミ部の脂は高級品?

タテガミ部分の皮下脂肪は、馬刺しとして生食用に利用される唯一の馬の脂肪のため高価です。ただし脂肪酸組成は部位別に違いがありません。ソンバーユにはタテガミ部を含む全身の馬の脂肪を使用しています。

ソンバーユがトロトロと溶けていますが、悪くなったの?

ソンバーユは高度不飽和脂肪酸をたくさん含有している馬油100%の特性上、暖かい場所ではやわらかくトロトロと解けたり分離したりすることがありますが、品質上の問題はありません。冷蔵庫などで少し冷やすと固まります。

液状のソンバーユが白濁し、結晶が浮遊しているが不良品?

液状タイプのソンバーユは、気温が下がると白濁したり、油の結晶が浮遊したりすることがありますが、不良品ではありません。安心して、そのままお使いください。

ソンバーユに使用期限はある?

使用期限はありませんが、油脂特有の油臭が発生することがあります。長期間保存する場合は、冷蔵庫などでの保管をおすすめします。

古く(臭く)なったソンバーユは、もう使えない?

製造から数年経過したソンバーユは、油脂特有の油臭が出ることがあります。こういう場合、かかとなど臭いを気にしなくてよい部分にお使いになるか、保革油などにお使いください。

ソンバーユは昼間使用しても油やけしない?

ソンバーユで油やけすることはありません。不飽和脂肪酸の含有量が多く、わずかですが紫外線を防ぐ効果も確認されており、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぎます。昼間も安心してお使いください。

ソンバーユで日焼けは防げる?

ソンバーユが紫外線を防ぐ効果はわずかで、日焼けそのものをソンバーユで防ぐことはできません。日焼け予防にはUVケアクリームなどを併用してください。

化粧下地にソンバーユは使える?

お使いいただけます。洗顔直後の湿ったお肌に、または化粧水を使った直後にソンバーユを薄く使い、その上にベースメイク、ファンデーションなどメイキャップを行ってください。

赤ちゃんにもソンバーユは使える?

「赤ちゃん可」マークの商品は、赤ちゃんのお肌にもお使いいただけます。また、「口中・鼻中可」マークのソンバーユは口に入っても有害性がないので、授乳中のおっぱい肌ケアなどにもお使いいただけます。

鼻や唇、口の中にソンバーユは使える?

「口中・鼻中可」マークのソンバーユはお使いいただけます。

ソンバーユの無香料タイプと香料入りタイプで違いがある?

使用上、また効能的な違いはありません。香りの好みに合わせてお選びください。

カタログに載っていないソンバーユを見たけど?

類似品ではありません。安心してお使いください。

薬師堂の直売部門では、平成9年12月から現在の75ml入り低重心容器のソンバーユに変更いたしました。
そのため、70ml縦長タイプは薬師堂のカタログには掲載しておりません。ただ、薬局・薬店、その他流通小売店様から、今でも縦長タイプをご用命いただきますので、製造は続いております。中身は75mlタイプと同じですから、成分、効能、安全性などに違いはありません。どうぞ安心してお使いください。
また、薬局・薬店でお求めいただく液状タイプのソンバーユは、箱の色がクリーム色になりました。
弊社ではこれら商品の流通状況の把握まではできておりませんので、在庫状況や販売価格のご案内は致しかねます。予めご了承ください。
※お求めの際は、ソンバーユの商品名や発売元:株式会社薬師堂と商品に記載されていることをご確認ください。
70ml縦長タイプのソンバーユおよび55ml液状タイプのソンバーユ
(平成19年9月からデザインが少し変わりました。)

55ml液状特製  70mlヒノキの香り    70ml無香料

ソンバーユを塗った部分が赤くなったけど大丈夫?

塗布部分の血行が良くなり、お肌の体質によっては赤くなることがあります。商品に添付された説明書をよく読んでお使いください。

ソンバーユに蟻が寄って来るのですが?

有害性がなく、馬油純度の高いソンバーユは、蟻にとってはご馳走です。使用後はキャップをしっかり締めて保管してください。猫や犬などもソンバーユを好みますのでご注意ください。

ペットがソンバーユを食べたけど大丈夫?

お腹が緩むことがありますが、健康には影響ありません。

ソンバーユって、どういう意味?

馬油が化粧品として認可された時、商品名に成分名をそのまま使用することが許されず、尊い馬油として開発者、直江昶が銘々したのがソンバーユ(尊馬油)。 ※直江昶が愛読する宮沢賢治の著書「北守将軍と三人兄弟の医者」に出てくる将軍の名前も「ソンバーユー」。

ソンバーユと馬油は違うもの?

ソンバーユは薬師堂の馬油が化粧品に認可された時にできた馬油のブランド名で、同じものです。馬油といえばソンバーユ。

ガマの油の正体は馬油だった?

薬師堂の創設者 直江昶は、昭和50年「ガマの油は馬の油の変名だった」と発表しました。武士は自分の馬の油を我馬の油(ガマの油)と言い換えて、貴重な治療薬として大切にしたそうです。

放射能汚染の心配はないですか?

ソンバーユシリーズに使用している馬脂および全ての原料は、簡易放射能検査(スクリーニング検査)を行い、放射能汚染のないことを確認いたしております。

梅雲丹

梅雲丹とは何ですか?

梅雲丹は、太宰府・筑紫野地方に伝わる独特の手づくり健康食品です。
主原料の梅はクエン酸の含有量が非常に多く、最も特徴的なのは梅雲丹の全種類に梅核(梅の種子)が必須原料として配合されていることです。この梅雲丹を毎日続けて食べていると、「野菜嫌いの人が野菜を大好きになったり」「甘党の人が甘いものを少ししか食べなくなったり」して、食べ物の偏食がなくなり自然と食生活にバランスがとれてきます。

その昔、鑑真和上に随行して奈良の都に向かっていた唐僧の一人が一行を離れて筑紫野国に残り、いろいろな学問や馬油と梅雲丹のことをこの地に拡めました。この唐僧は、梅雲丹を毎日食べて100歳を超す長寿を全うし、里人から仙人和尚さんと尊敬されたそうです。

健康の土台をつくるのは、やはりバランスのとれた食生活ということでしょう。 梅雲丹についてより詳しく知りたい方は、以下にご案内の弊社の創設者・直江昶の著書『馬油と梅雲丹の研究』や医学博士・故原田秋穂先生の著書『梅雲丹のすごい薬効』をお読みください。

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19ページに当社の紹介があります。  
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tel:092-291-5371

梅雲丹の塩分は?

梅雲丹の塩分は、とろみ・特製とろみ・液状エキスともに5〜6%です。

梅雲丹三種類の違いは?

標準的なものは”とろみ”です。
特製とろみはキダチアロエを配合した上級タイプで、胃腸が弱いという方に特におすすめです。
液状エキスは約5日分ずつ小分けしていますので、とろみの携帯用として便利です。

梅雲丹の効果的な食べ方は?

梅雲丹のすっぱさは“クエン酸成分”によるものです。唾液分泌は健康の源。できるだけそのまま口に含んで唾液滲出を促しながらお召し上がりください。

すっぱいものが苦手。何かいい食べ方は?

お料理の隠し味、梅肉和え、冷奴など、いろいろにお試しください。

妊娠中や授乳期に梅雲丹を食べてもいい?

もちろん構いません。ぜひおすすめします。

お母さんの食生活は、妊娠中や授乳期の赤ちゃんに大きな影響を与えています。この時期のお母さんの食事の量は当然普段より増えますが、問題はその栄養バランス。好きなものだけが増えると当然栄養バランスは悪くなります。妊娠中にバランスの取れた食事を心がけることが、生後の赤ちゃんの皮膚トラブルを予防するとも言われています。
授乳期は赤ちゃんに湿疹ができたり、お乳を飲まなかったりと、お母さんの食事の影響が分かり易いのですが、妊娠中は赤ちゃんにどのような影響が出ているか分からないため、栄養バランスを崩したり過食になりがちです。

そこで梅雲丹。梅雲丹を食べていると食べ物の嗜好が知らないうちに変わり、偏っていた食生活に自然とバランスがとれてきます。原料の梅にはクエン酸が多量に含有されていて、この時期特に摂らないといけないカルシウム吸収にも役立ちます。どうぞ安心してお召し上がりください。

梅雲丹は赤ちゃんが食べても大丈夫?

離乳食が始まるころから、赤ちゃんに梅雲丹を与えることができます。赤ちゃんや小さいお子様には、“とろみ”をご利用ください。

梅雲丹で食欲増進。でも太っちゃうのでは?

大丈夫です。梅雲丹は食欲不振のときなど、食欲増進効果も期待できますが、自然とバランスが取れた食べ物を欲すようになりますから、ご安心を。もちろん、暴飲暴食はしないようにお心掛けください。

石けん

界面活性剤とは?

化粧品の分野では、水にも油にも馴染みやすく、水と油の界面の性質を変化させる物質のことを言います。合成洗剤、乳化剤、石鹸はすべて界面活性剤です。

脂肪酸ナトリウム(脂肪酸カリウム)とは?

石鹸のことです。動植物油脂とアルカリ剤(水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなど)を化合反応(ケン化)させて作ります。「石ケン素地」や「カリ石ケン素地」は化粧石鹸の成分名です。

液状石鹸と固形石鹸の違いは?

どちらも動植物油とアルカリ剤を化合反応させて作られた、基本的には同じ石鹸洗浄剤。 用途によって使い分けたり致します。

石鹸シャンプーと一般のシャンプーは違うのですか?

石鹸シャンプーと一般のシャンプーは、髪や頭皮の汚れを落とすという目的は同じですし、洗浄力もほとんど同じですが、汚れを落とすための洗浄成分に大きな違いがあります。

一般のシャンプーの洗浄主成分は石油から作られる(最近は動植物油からも作られる)合成界面活性剤(合成洗剤)であるのに対し、石鹸シャンプーの洗浄主成分は脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム(成分名としては「石けん用素地」「カリ石ケン」「カリウム石けん用素地」と表示されています。)などの石鹸(界面活性剤)です。

合成界面活性剤は少量でよく泡立ちます。また、低コストで作ることができ、加工もしやすいので価格が安く、シャンプーに限らず、いろいろな洗浄剤の洗浄成分として主流になっています。

しかし、この合成界面活性剤は皮膚の表面を保護している皮脂膜を破壊し、髪や皮膚内部に深く浸透して悪影響を与えたり、強い蛋白質変性作用によりキューティクルを荒らしたりするという欠点が指摘されています。また、手荒れや頭皮の湿疹などの原因とも考えられています。
石鹸には健康を害するような欠点はありません。

これは、人工的に合成しなければ自然界には存在しない『合成界面活性剤』と、自然化学から生まれた自然な洗浄成分『石鹸』との大きな違いによるものです。石鹸は合成界面活性剤に比べて断然自然にも優しく、自然環境保護の観点からも非常に優れた洗浄成分と言えるでしょう。

コスト的には石鹸のほうが割高ですが、髪のキューティクルやお肌のためには、石鹸洗髪をおすすめいたします。

石鹸と合成洗剤の見分け方は?

洗濯用洗剤や台所用洗剤には商品の外箱や容器に「家庭用品品質表示法に基づく表示」が必ず記載されています。
その表示の品名欄で見分けることができます。

または、身近なものを使った実験でもわかります。
1.透明なガラス製のコップに水を3分の1程度入れます。
2.調べたい洗剤を少量溶かし、割箸などでよくかき混ぜて泡立てえます。
3.泡立った液中にかき混ぜながら食酢を少しずつ加えてください。
4.泡が消えて、液体が白色に濁ったら石鹸です。泡が消えず、液体にも変化がなければ合成洗剤です。

粉石けんを使った上手なお洗濯

1.初めに、水だけで予洗いすると汚れが落ちやすくなります。









2.新しい水と入れ替えます。水温が20℃以上の方が洗浄力が増加します。









3.水30リットルに対して30〜40gが適量です。









4.ここがポイント!!石鹸は、洗濯物を入れる前に必ず先に溶かすこと。









5.洗濯物は少なめに。









6.すすぎ時間は”ためすすぎ”の場合
右の図のように進んでください。








7.すぐに干すことで黄ばみ・においが防げます。







8.”石鹸カス”の付着を防げます。




  「白くなる」ことと「汚れが落ちる」ことの違い
よく、石鹸で洗うと生地が黄ばみ、合成洗剤で洗うと白くなると言われます。
なぜ?...洗浄力が違うのかしら?
原因は合成洗剤に入っている「蛍光増白剤」。石鹸に入っていないこの「蛍光増白剤」は、生地を白くみせる働きがあります。でもそれは、汚れが落ちて白くなることとは違います。たとえて言えば、白いペンキをぬって仕上げたようなものです。洗浄力は石鹸が一番。洗ったあとよくすすぎ、早く日光にあてて干すとまっ白になります。




石鹸はアルカリ性?

石鹸はアルカリ性です。健康な皮膚や毛髪は中性〜弱酸性。アルカリ性の石鹸で洗うと一時的に皮膚はアルカリ性に傾きますが、弱酸性に戻そうと皮脂分泌活動などが活発になり、皮膚は活性化されるといわれます。

ソンバーユはクレンジングにも使える?

使えます。ソンバーユでお肌を保湿しながら、やさしくクレンジング。メイク汚れを拭き取った後は、馬油石鹸で洗い流す”ダブル洗顔”がおすすめです。

全成分表示の目的は?

すべての化粧品は、平成13年4月から全成分を表示するように義務付けられました。これまでと違い、指定成分以外の全成分も表示されますので、ご自分にあったものを選ぶ目安となります。純粋な馬の油は、成分:「馬油」もしくは「馬脂」と表示してあります。箱の前面はデザイン用の表示ですから、必ず成分表示を確認してみましょう。

よく頂く質問

縦長のソンバーユを見かけました。薬師堂で発売されているソンバーユと容器の形が違いますが、類似品ですか?

類似品ではありません。安心してお使いください。

薬師堂の直売部門では、平成9年12月から現在の75ml入り低重心容器のソンバーユに変更いたしました。
そのため、70ml縦長タイプは薬師堂のカタログには掲載しておりません。ただ、薬局・薬店、その他流通小売店様から、今でも縦長タイプをご用命いただきますので、製造は続いております。中身は75mlタイプと同じですから、成分、効能、安全性などに違いはありません。どうぞ安心してお使いください。
また、薬局・薬店でお求めいただく液状タイプのソンバーユは、箱の色がクリーム色になりました。
弊社ではこれら商品の流通状況の把握まではできておりませんので、在庫状況や販売価格のご案内は致しかねます。予めご了承ください。
お求めの際は、ソンバーユの商品名や発売元:株式会社薬師堂と商品パッケージに記載されていることをご確認ください。
【写真左から、ソンバーユ液状特製55ml、ソンバーユヒノキの香り70ml、ソンバーユ無香料70ml】

液状特製 ヒノキの香り 無香料

専門書の記事(馬油・梅雲丹の使い方)

「aromatopia」vol.10 アロマテラピーにおけるキャリア素材(馬油)の応用

キャリア素材の特性と応用

馬油について
㈱薬師堂 直江 総一郎

馬油とは 一般名:馬脂
英名:horse oil/horse fat
馬のたてがみ、尾の基部、皮下脂肪またはこれらの混合したものを圧搾または煮沸して得られた油分を脱色、脱水し、ろ過した後、脱臭したものである。

語源
馬の脂肪を馬油(ばーゆ)と呼称するようになってからはまだ日が浅い。
昭和初期の頃、古伝医道研究家、直江昶(福岡出身)氏が馬の脂肪を火傷の治療薬として研究し始めた時に「馬油(ばーゆ)」と呼んだのがそのはじまり。それまでは特に固有名はなかった。一般名は馬脂(ばし)。
 
 表1主な脂肪酸の構成(含有率%)
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   脂 肪 酸        |① 馬 油  ② ヒト体脂  ③ 牛脂
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 C14:0 ミリスチン酸   |① 3.9  ② 3  ③ 3.3
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 C14:1 ミリストレイン酸1 |① 0.5  ② --  ③ 0.8
-------------------------------------------------------------------------
 C16:0 パルミチン酸   |① 24.5  ② 25  ③ 26.6
-------------------------------------------------------------------------
 C16:1 パルミトレイン酸 |① 9.4  ② 9  ③ 4.4
-------------------------------------------------------------------------
 C17:0 ヘプタデカン酸  |① 0.3  ② --  ③ 1.3
-------------------------------------------------------------------------
 C17:1 ヘプタデセン酸  |① 0.6  ② --  ③ 0.7
-------------------------------------------------------------------------
 C18:0 ステアリン酸   |① 2.7  ② 4  ③ 18.2
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 C18:1 オレイン酸    |① 36.9  ② 48  ③ 41.2
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 C18:2 リノール酸    |① 17.3  ② 11  ③ 3.3
-------------------------------------------------------------------------
 C18:3 リノレン酸    |① 2.1  ② --  ③ --
-------------------------------------------------------------------------
 C20:1 イコセン酸    |① 0.6  ② --  ③ --
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*ヒト体脂は、J.Lipid.Res.(1970)より抜粋
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性状
色 :無色または淡黄色の油液状、または白色の固体状。
香り:無臭またはわずかに特異臭
性質:不乾性

一般的な規格基準値
酸 価 :0.3以下
けん化価:190~210
ヨウ素価:65~95
不けん化:4.0%以下
比 重 :0.900~0.950
融 点 :油液状12℃以下 固形状30~35℃

純度試験:(1)重金属 20ppm以下(1.0g、第2法)
     (2)ヒ素 2ppm以下(1.0g、第3法、装置B)

強熱残分:0.1%以下(第3法、3g)


馬油の起源
馬油を外用として使い始めた歴史を調べると、中国にそのルーツを探ることができます。
5世紀から6世紀にかけて書かれた中国の医師、陶弘景の著書「名医別録」には、
馬の油は髪を生ず”と記されています。また16世紀ごろ、同じ中国の医師、 李時珍によって書かれた薬物辞典「本草網目」には”しみ・そばかすの除去、 肌荒れ治療、筋肉痙攣の緩和”などの馬油の効能が記されています。このように中国では、古くから馬油を外用漢方薬として使用していたことがうかがえます。

日本には、奈良時代に渡来した鑑真和尚の一行が、漂着した鹿児島から奈良に上る途中で、九州筑前地方に伝えていったという説が最も有力ですが、明確な文献が見つかっていないため、定かではありません。馬を食用として使っている地方では、かなり古くから火傷や怪我の民間薬として馬油が重宝していたようですが、一般に使われるようになったのは明治以後のことのようです。

また、筑波山の麓で歯切れのよい口上とともに売られていた”がまの油(センソを配合した軟膏)”は、その効能が馬油とあまりにも似ていたことから、中国から原料のセンソが供給されなくなった後、馬油を原料にしたものをがまの油と称して売っていたという俗説もあります。

民間伝承の馬油の薬学的効果 外用
火傷・床ずれ・痔・化膿傷・肩こり・筋肉疲労・腰痛・湿疹・水虫・蓄膿症・花粉症・乾燥肌・美顔・美肌・シミ・こじわ・油やけ・象皮症・育毛・その他

前述のとおり、馬油は中国では5世紀ごろから漢方薬として使われていたことがはっきりしています。ただ、このころは漠然とその効果だけが記録されていましたが、最近は科学的にその理由が解明され始めました。

最初に注目すべき点は、動物油としては際立って不飽和脂肪酸の割合が高いこと。そして、特に多価不飽和脂肪酸の含有率が高く、特にn-3系α-リノレン酸を含有していることが馬油が効果を発揮するポイントのひとつです。α-リノレン酸は多価不飽和脂肪酸のひとつで、コレステロールや中性脂肪を除去して血行を促進させる働きがあります。

次に、脂肪酸組成表(表1)で比較しているとおり、ヒトの皮下脂肪の脂肪酸組成に構成比率がとにかく似ているということ。一般に不飽和脂肪酸の含有率が高い植物油は常温でオイル状を呈し、流動性に富むため動物油に比べて皮膚への浸透性に優れています。

ところが、馬油もパルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸などの不飽和脂肪酸の含有率が高いため、常温では他の動物油に比べると断然流動的で、かつヒトの脂肪酸組成に似ていることから植物油と比較しても皮膚への浸透がさらに早いのです。馬油は表皮内部に浸透し皮膚を外敵から守っている皮脂膜に吸収され、皮膚全体を覆うことで保湿効果を発揮して、やはり血行を促進します。

これらの特性を見ると、馬油は皮膚の血行を促進することで、新陳代謝を高めて、皮膚細胞の再生を活発にさせていることがわかります。つまり、怪我の治癒、皮膚の老化、筋肉疲労など血行障害に起因する症状に大きな効果を期待することができるのです。
また、浸透性に優れることから、表皮近くに存在する好気性細菌(白癬菌など)の除菌効果も期待できます。
タイプによっても外用特性が異なりますので表2に例を示します。

表2 馬油のタイプ別特性
・油液(オイル)状タイプ・・馬油の中でも特に浸透吸収性に優れているため、脂性肌タイプの肌に合う。
・固形油状タイプ・・馬油の油液状タイプに比べると、乾燥肌に有効。

内服
血栓症予防・便秘解消・ダイエット

α-リノレン酸を高含有していることから、血中コレステロールや中性脂肪の除去、またダイエット効果を期待できます。

アロマセラピーへの馬油の利用
アロマセラピーとしては、マッサージオイルのベースとしてすでに使われ始めています。使用後に油性感が残らないという特性を生かせば、さらに利用価値は上がるでしょう。

注意する点は、馬油は酸化しやすい油であるということ。高温に加熱すると酸化して劣化を早めることになります。馬油は劣化すると独特の異臭を発する欠点があるため、アロマセラピーには致命的です。加熱しなくてもブレンドが可能な油液状タイプは常温で、また、固形油状タイプをブレンドするために加熱して溶解する場合は、40℃以上に加熱しないように注意が必要です。品質保持のための酸化防止剤としては、天然ビタミンEを0.1%程度配合するのが安全で効果的です。

残念ながら、市販されている馬油には、純度、品質にかなり大きなばらつきがあります。したがって、アロマ用精油を希釈する基剤として馬油を選び且つ、基剤にも外用としての治癒特性を期待するならば、その選定には十分注意する必要があります。この4月から化粧品は全成分表示になりましたから、化粧品として製品化された馬油を購入するときは「成分:馬油100%」の表示を確認し、場合によってはメーカーに試験表を要求されてもよいでしょう。

馬油の安全性
馬油にはいろいろな薬理効果が期待されるため、化粧品基剤や保湿成分として利用されるケースも少なくありません。

しかし、馬油は他の動物油と比べると酸化しやすく、またステアリン酸が少ないため石鹸の原料として使う場合にはパーム油などの酸化しにくくて馬油の欠点を抑える働きをするオイルと混合して使うとよいでしょう。

いろいろな化粧品としての利用はほぼ安全であるといえますが、ごくまれに痒みがでたり、使用後に赤くほてったりすることがあります。